安心して一人暮らしをするために、知っておきたい「地震対策」

更新:2016/07/01

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【3】割れ物が散乱しないように注意する

地震の揺れで割れ物が飛び出して床に散乱すると、破片などでケガをしてしまいます。特に食器棚への対策は重要です。

・食器棚の扉に留め金具を付ける
・窓ガラスにフィルムを貼る

<ワンポイント>

地震がおさまった後、食器棚の扉を開けるときはゆっくりと注意して。一気に開けると割れたものが飛び出して散乱する危険性があります。

●防災袋で持ち出すもの

地震の被害状況によっては、避難しなければならないケースも出てくるでしょう。あらかじめ非常時に持ち出す荷物をリュックサックなどに入れてまとめておきましょう。あれもこれも入れてしまうと、重くて持ち出せないということに。以下のリストを参考に、「最低3日間生活できること」を目安に食糧や日用品をそろえましょう。

[食糧]
水、ビスケット、チョコレート、ゼリー飲料、缶詰など

[貴重品]
印鑑、預金通帳、保険証など

[日用品]
手回し充電器(ラジオ、懐中電灯付き)、電池、軍手、ラップ、ウェットティッシュ、トイレットペーパー、歯磨きセットなど

[医薬品]
ばんそうこう、消毒液、薬など

[衣類]
毛布、タオル、セーター、下着、運動靴など

自分の地域が果たして地震多発地帯なのかどうか、基礎知識として気になるところです。これを確認できるのが「地震ハザードステーション」(防災科学技術研究所 http://www.j-shis.bosai.go.jp/)。このサイトを利用すれば、日本全国から自分の住む地域まで、地震が起きる確率や活断層の位置などを確認することができます。例えば、「30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率」を調べると、太平洋沿岸地帯の大部分では、26%以上の高い危険性を示します。これを見ると日本がいかに地震大国であるか、いやが応でも再認識させられるでしょう。

出典:「地震調査研究推進本部」(地震調査研究推進本部事務局)、「地震ハザードステーション」(防災科学技術研究所)

著者:森 眞奈美さん
国内外あわせて計12回の引越しを経験。その時の経験を元に、引越し・新生活を円滑に進める情報や提案を新聞・雑誌・Web上で発信。またAFPの資格を取得後は、ビジネス誌、ムック本、Webで生活にかかるマネーの執筆活動も行っている。監修本に『ひとり暮らしの教科書 理想のお部屋に引っ越し編』(毎日コミュニケーションズ)がある。

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