冬でも暖かく過ごせる部屋の作り方

更新:2016/06/27

社会人ライフ

暑い夏が終わったと思ったら、秋を飛び越えてなにやら冬の気配。暖房が恋しくなる季節になってきました。エアコンを暖房に切り替えればいいや、と簡単に済ませる前に、これから数カ月続く寒い季節に向けて、冬支度をしてみてはいかがでしょう。

●暖まりやすい部屋にするための工夫

エアコンの温度を上げても、部屋が暖まりにくいと感じることがあります。それは室内で暖められた空気が冷やされたり、逃げて行ったりすることが原因。暖房効率を上げるためにも、暖まりやすい部屋づくりが必要です。

・厚手のカーテンにする

 日中、カーテンを開けたままにしていると、外から差し込む太陽の熱で部屋が暖められます。しかし、夕暮れ時になると冷たい外気によって急速に窓ガラスが冷やされ、室内で暖められた空気の熱を奪ってしまいます。この時期、日が暮れ始めたらすぐにカーテンを閉めて、熱を逃がさないようにしましょう。特に部屋が暖まりにくいと感じる人は、厚手で大きめのカーテンに替えることをおすすめします。

・隙間をなくす

部屋の中で暖められた空気が外へ逃げて行っては元も子もありません。暖められた空気の逃げ道は、48%が窓などの開口部、17%が換気口、16%が外壁、10%が床、6%が屋根からと言われています。この数字からもわかるように開口部への重点的な対策が大切。おすすめは市販されている隙間テープを窓や扉の開口部に貼ることで、隙間からしのびこんでくる冷気をシャットアウトできます。はがすときに跡が残らないように、"はがしやすいタイプ"を選びましょう。


●効率よく部屋を暖めるには?

エアコンの設定温度を上げて、室内を暖めようとしても、足元が寒いままということは少なくありません。これは暖められた空気が軽くなって天井付近に上がっていき、その代わり冷たい空気が下にたまってしまうことが原因。部屋全体を暖めるためには、室内の空気を循環させることが大切です。

・エアコンの風向きを下にする
・扇風機やサーキュレーターを天井に向けて使用する

 扇風機やサーキュレーターを利用するときは、直接風が人にあたらないように設置しましょう。また、これ以外にもエアコンのフィルターの掃除も月1〜2回、忘れずに行っておくと暖房効率は上がります。

●部屋の湿度を上げると暖かさが増す

室温が上がると一般的に湿度は下がってしまいます。湿度が下がってしまうと室温ほどの体感温度を得ることができません。体感温度を上げるためには加湿器を使ったり、ぬれたタオルを室内に干したり、コップに水を張るなどして湿度を上げる必要があります。目標とすべき湿度は40%〜60%。逆に湿度が上がりすぎると、結露が発生してしまいますので、水蒸気が多いと感じたら、換気を行いましょう。

いつもの生活に一工夫加えるだけで、すまいの快適さはぐんと向上します。気になるアイテムがあれば、これから冬に向けて備えてみてはいかがでしょうか。

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