本物よりも怖い!? 遊園地のお化け屋敷の秘密

2011/07/13

社会人ライフ

本物よりも怖い!? 遊園地のお化け屋敷の秘密

ジェットコースターと並んで遊園地で人気のアトラクションといえば、お化け屋敷。「作り物だとわかっていても怖い!」と感じさせるために、お化け屋敷ではどんな工夫が凝らされているのでしょうか。史上最長900m、体験時間が60分以上で、「日本一怖い」との声もある富士急ハイランドの「最恐戦慄迷宮」を運営する富士急行の早川さんに、怖さの秘密を聞いてみました。





【こだわりは「本物感」の演出】

早川さんによると、お化け屋敷の最近のトレンドは、機械仕掛けよりも人間がお化けになり脅かすタイプなんだとか。「戦慄迷宮」もまさにそのタイプですが、1999年のシリーズ開始以来こだわっているのは、本物感。あたかもそこが現実の世界であるかのように感じさせることが、重要なポイントとなるようです。



「舞台がリアリティのある場所でないと、いくらお化けが出てきても怖くないんです。廃墟の病院をテーマにしている『戦慄迷宮』では、手術台や病院の機器などには本物を使用しています」



更に、病院のにおいにこだわったり、音や光に強弱をつけたりするなどの演出にも力を入れているとのこと。視覚、聴覚、嗅覚を同時に刺激することで、より怖さが増すというわけですね。





【怖がっている人を見て、余計に怖くなる】

音という点では、他のお客さんの叫び声を聞くだけで怖くなるという現象もあります。お化け屋敷の内部は、声が反響して響きやすい構造になっていることが多いですが、それも更に怖さを倍増させる効果を生み出しているようです。



「中のお客様の様子を見ていると、誰かが『キャー』と叫ぶと、その声にびっくりして別の人が『キャー』と叫び、更に絶叫がこだまするというようなこともよくありますよ」



お化け屋敷の入場待ち行列が、出口の前にセッティングされていることが多いのも、「人が怖がっているのを見ると怖くなる」という人間の心理を利用したもの。列に並んで待っている間に、中から青ざめて出てくる人の様子を見ると、入る前から怖くなってしまうという仕掛けです。





【お化けが助けてくれる?】

高まる恐怖感に打ち勝って中に入ったものの、途中でどうしても怖くなってしまったらどうしたらいいのでしょうか?



「コースの途中には、リタイア用の出口が何カ所か用意してあります。もし、リタイアもできずにその場で動けなくなっても、お化けが助けてくれるのでご安心ください!」



腰を抜かしていたらお化けが近づいてきた……なんて、怖すぎて卒倒してしまいそう。自信のない人は、動けなくなる前に自力でリタイアしましょう!





【スタッフも恐れる「本物」がいる?】

ところで、リアルさにこだわったお化け屋敷って、中で働いているスタッフは怖くないものなのでしょうか?



「実は、『戦慄迷宮』には『本物が出る』という噂もあるんです。だから、普段は脅かす側のスタッフでも、夜、誰もいないときに入るのは恐いです。帰りは一人で取り残されないようにしています」



お化け屋敷に「本物」が出るという噂は、他のところでも聞かれるようです。中を熟知したスタッフでも、誰もいないお化け屋敷に一人きりになって、そこで物音がしたり何かが体に触れたりしたら、やっぱり怖そう……。それを考えれば、お化けにしろお客さんにしろ、「人間」がたくさんいる営業中の方が、まだ怖くないかも?





【仲間同士のリアクションを楽しもう】

最後に、お化け屋敷を楽しむコツについてアドバイスをお願いしてみました。



「お化け屋敷は、怖がる場所というより楽しむ場所です。ぜひ、みんなでワイワイ来てください。普段クールな友人が実は怖がりだったなど、意外な一面が見えたりしておもしろいですよ」



誰が一番怖がるか、事前のイメージと実際の結果と比べてみるのも楽しそうです。またまた暑くなりそうな今年の夏、グループで誘い合って、背筋も凍るお化け屋敷体験はいかがですか?





●取材協力:富士急行株式会社 営業推進室(広報担当) 早川次郎氏

富士急ハイランド『最恐戦慄迷宮』

http://www.fujiq.jp/attraction/special/senritsu/

                     





文●永井祐子(エフスタイル)

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