物覚えの良い人と悪い人との違いは何?

更新:2018/11/01

社会人ライフ

物覚えの良い人と悪い人との違いは何?

学生のときも試験勉強など覚えることはたくさんあったけれど、社会人として仕事を覚えていくのは簡単なことではありません。自分は忘れっぽいから心配だという人もいるのではないでしょうか。その反対に、一度聞けば忘れないという記憶力を持つ人もいます。

そんな羨ましい記憶力を持つ人と、忘れっぽい人とでは一体何が違うのでしょうか?医学博士であり『無理せず覚える記憶術?こうすればあなたの記憶力はまだまだ簡単に伸びる!』の著者でもある米山公啓先生に伺いました。

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■覚えるという意識

記憶することと忘れないことは、能力と意識の問題です」(米山先生)

例えば、電話番号。一度聞いただけで覚えてしまう人もいれば、何度聞いてもなかなか覚えられない人もいます。この記憶力の違いは、その数字を覚えようという意識がどれだけあるかの違いだと米山先生は言います。記憶することが苦手だと思っている人は、最初から覚えられないと諦めてしまっていたり、覚えても忘れてしまうからと真剣に覚えようとしなかったりすると言うのです。

「先天的な覚える能力の違いは確かにありますが、電話番号など短い数字などは意識の違いが大きいですね」(米山先生)。

■覚える作業の訓練

記憶が得意な人は、「覚える」という作業を効率的に行えるように、幼少のころから無意識のうちに訓練してきているとのこと。たとえば、受験勉強の際に活用した「良い国(1192)作ろう鎌倉幕府」のように、数字を自分が覚えやすい語呂合わせを作って覚える人もいます。また、覚えたいことを紙に書いて目につく所に貼っておき、何度も視覚でとらえることで記憶する人もいます。どうすれば正確に素早く覚えられるかは、個々の能力によるので、一番効率的と言える方法はないのですが、自分で「覚える」訓練を繰り返してきた人は、自分なりの方法を見いだしている分強いのです。

これまでどれだけ真剣に物事を記憶しようとしてきたかが、記憶力の違いを生み出しています」(米山先生)

次のページさらに物忘れを防ぐ方法をご紹介

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