ポイント生活でハワイまで何カ月で行ける? 日常生活のカード払い、どこまで徹底できるかを研究

更新:2016/01/28

お金の知識

ポイント生活でハワイまで何カ月で行ける? 日常生活のカード払い、どこまで徹底できるかを研究

意識的にクレジットカードで買い物をするだけで、年に1回くらいはマイルで旅行に行けるってご存じですか? 私はANAJCBカードという比較的マイルがたまりやすいクレジットカードをメインで使っているのですが、このカードで月々12万円くらい使うと、1年で1万5,000マイル弱ためられます。国内旅行はこれでOK。クレカ&ポイント生活を3年頑張ればホノルル往復ができる計算なのですが(オフシーズンならもっと早く行けます)、意識しないとそんなにカード払いばかりできない! ということで、日常生活の中で限界までポイントにこだわったカード生活にチャレンジしてみました(※関東圏での生活を前提としています)。

●基本は固定費のカード払いでポイントをためること

まず、現在の出費の振り返りから。先月は72,000円をクレジットカードで支払っていたのですが、そのうちの光熱費、携帯料金、プロバイダーだけで45,000円分カードで支払っていました。固定費のカード払いはポイント生活の基本ですね。他にカードを使わなくても、年間で5,400マイルくらいはたまることが予測できます(JCBの1ポイントが10マイルという想定。マイルカードではない場合は1ポイント3マイル)。その他のカード払い状況を振り返ってみると、ネット通販と外食は基本カード払いでした。

逆にカード払いができていない出費を振り返ってみると、昼の食事代、コンビニ、自販機での買い物、交通費、家賃が目立っていました。それぞれをカード払いにできるかがマイル生活のカギとなりそうです。

●コンビニ×電子マネーの徹底がポイント生活のコツ

簡単なところから行くと、コンビニはポイント生活に変えやすいと言えるでしょう。ただ、少額でクレジット払いをするのは、なんとなく恥ずかしいので、電子マネーを活用するのがスマート。JCBのポイントをためるのであれば、QUICPayが使えるローソンやセブン-イレブン、サークルKサンクス、ミニストップなどを意識的に使うのがシンプルで分かりやすいです。

また、ANAのマイルをためたいのであればEdyを積極的に活用するのもいいでしょう。ただし、Edyチャージでは、通常のANAJCBカードだとポイントがたまらないので注意。ANAのマイルをためたいときはEdyとQUICPayのどちらが良いかということなのですが、Edy利用でマイルをためるには200円ごとに1マイル、一方QUICPayは1,000円で1JCBポイント=10マイルなので、QUICPayのほうがオススメです。

自販機での買い物はなるべくしないか電子マネー対応の自販機のときだけ購入する自分ルールを作ることで対応できました。飲み物に関しては、ほぼコンビニに代替できます。

●意外と難しい交通費でのポイント集約

特に外回りの営業マンならためやすい交通費でのポイント。ですが、交通費については、マイラー的には迷うところで、モバイルSuicaのチャージでもポイントがたまりませんし、iPhoneなどのスマートフォンだと使えない場合もあるのが難点。To Me CARDやビューカードを別途作ってJCBでまとめようとしても、ANAJCBカードとは合算できないのが困ってしまうところです。ということで交通費のポイントをマイルにまとめるのはあきらめました。ただし、定期券購入は、定期的かつ大きな出費になるので、絶対にカードで購入したいところです。交通機関系のクレジットカードはチェックしておいて損はありません。

●ランチ代&飲食代がマイル生活のカギを握る!

昼の食事代はサラリーマン的には重要な要素。外食だとカード払いはなかなか難しいところです。現実的に可能だったのは、コンビニ弁当を昼食のメインにすること。多少悲しい側面もありますが出費の総量も減るので、メリットは大きいです。

また、電子マネーが使えるチェーン店をチェックしておくことも大切。例えば、スターバックスコーヒーのプリペイドカードはJCBカードでチャージができます。マクドナルドは、Edyは使えるけれどもQUICPayは使えないみたいな点も頭に入れておきたいところ。昼食代をどうコントロールするかがマイル生活を大きく左右するポイントとも言えます。

最後に家賃ですが、カード払いに対応している賃貸物件はなかなか少ないのが現状だと思います。なので、ここもきっぱり諦めました。家賃がクレジットカードで払えるようになったら劇的にマイルがたまりやすくなるでしょう。

ここまで意識してどうなったかというと、一番の変化は小銭を殆ど使わなくなったということです。カード払いの金額も2万円〜3万円増え、一方で(当然ですが)、現金の支出が減りました。ただし、行動経路がチェーン店ばっかりになってしまうのは、ちょっと味気ないところなのですが、たまにホテルのランチやカフェなどでテンションを高めたりすることでバランスを取っています(当然カード払いです)。
ここまでやっても、ちょうど10万円/月くらいのカード生活です。3年半後にはハワイに行ける生活ですが、若干無理をしている印象は否めません。

●新生活はポイントを一気にためるチャンス

今回はマイルカードで集約することを前提に考えてみましたが、旅行以外にも金券など自分の生活にあったものに還元することを目指してもよいでしょう。新生活の出費を前提にするなら、29歳以下限定ではあるものの、JCBカードEXTAGE(エクステージ)のように入会3カ月間はポイント3倍など、入会直後にポイントがたまりやすいカードはいろいろありますので、ぜひチェックしてみてください。大きな出費はすべてカード払いで一気にためつつ、日常生活でのカード払いをルーチン化すること。これがポイント生活の基本です。低金利の昨今では、ポイントを意識することはマネーライフの重要な要素なので、積極的に利用していきましょう。

文●マイコミフレッシャーズ編集部

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