しごきあり、不思議あり。我が社の新人研修、ここがヘン

更新:2016/01/28

社会人ライフ

しごきあり、不思議あり。我が社の新人研修、ここがヘン

新入社員が入社後にまずぶつかる壁、新人研修。事業概要の説明のみ1週間だけの会社もあれば、3カ月という長期間の研修をやるところも。精神的なタフさが求められる営業や販売系の職種なら、敢えて精神的に追い込む研修もあるそうです。そんなさまざまな会社の新人研修の中で、特に編集部が気になったものをご紹介しましょう。



調査時期:2011年2月2日〜3月3日

調査対象:社会人向けサイト「COBS ONLINE」

調査数:社会人122名

調査方法:インターネットログイン式アンケート



「2泊3日の外部の泊まり込み研修で“休め”、“気をつけ”の姿勢を習ったがそれをなぜか高速で交互にやらされた。さらに瞑想の時間というのがあり、雷の音をバックに怖い声で『社会人とは』という内容のテープを聞かされた」(29歳/卸業界)



これまでの学生気分を矯正するかのようなしごき系新人研修。「雷の音をバックに怖い声で社会人のあり方を学ぶテープ」は恐る恐る一度聴いてみたい気がします……(でも怖い)。意外にもこのような山への泊まり込み研修、禅寺での座禅などの研修は多く見られました。どうやら珍しいものでもなさそうです。



「海に向かって『いらっしゃいませーーー』、『大変お待たせいたしましたー』、『申し訳ございません!』、『少々お待ちくださいませー』、『恐れ入ります!』、『かしこまりました!』、『ありがとうございましたーーー!』という販売七大用語を叫んだ」(23歳/小売業界)



海に向かって大声で叫ぶことといえば、「愛してるーー!」(古いドラマの見過ぎ)がお決まりかと思いきや、新人研修でも叫ぶようです。大声で叫ぶことで、腹から声を出す訓練になるのでしょう。恥ずかしいという気持ちをなくす目的もあるのかもしれません。



「ペアになった同期と手をつないで互いに『愛してる』と言い合うという意味の分からないことをやらされました」(23歳/IT業界)



上二つの体育会系とは正反対の新人研修をやっているのはIT業界。確かに「愛」は大事ですけどね……。ヘンな愛が生まれなければいいのですが、第三者としてのぞいて見たい研修です。度が過ぎなければ良好な人間関係が築けそう。



「1年後の自分に手紙を書き、写真を撮った。1年後、本当に手紙が届いた」(24歳/金融業界)



未来の自分への手紙には何を書いたのでしょう。日々の仕事に忙殺されて、自分を振り返ることが少なくなったころに、1年前の手紙を読むと初心に帰れそうです。いいことですね。



「研修指導の人が当日事故で来られなくなり、その後も検査などで1カ月休みを取った。私は1週間ほど放置された」(27歳/運輸業界)



こちらは予定外の出来事。新人が1週間放置されるというのは、それはもうカオスです。学級崩壊ならぬ会社崩壊してしまいそう。1週間、一体何をしていたのかがとても気になります!



一説によると同期入社との絆を深めて愛社精神を芽生えさせ、離職率を下げる効果もあるという新人研修。笑いあり、涙ありと感情的になった研修ほど記憶に残ります。その後の仕事において役に立つかどうかは……本人の心の持ち方次第ですかね。

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