【結婚式・披露宴のマナーまとめ】 食事、服装、受付……基本のマナーを知ろう

更新:2016/12/22

対人マナー

社会人ともなると、先輩や上司の結婚式・披露宴に招かれたり、友人の結婚式に招かれたりする機会も出てきます。初めてのことで緊張もひとしお。しかし、基本であるマナーさえしっかり押さえておけば、そんな時も安心です。流れを掴んで、自然で無駄のない、社会人としての美しい振る舞いができるようにしておきましょう。また、自分が恥をかかないように、ということももちろん大切ですが、周囲の人へ対する思いやりと心遣いを表現できることも必要です。パーティや披露宴で「おどおどしないための」基本マナーをイチから学んでおきましょう。

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結婚式・披露宴の会場でのマナー

・結婚式・披露宴の当日、式場でのマナー

会場には余裕を持って到着するようにします。式・披露宴ともに、万一遅刻をしたら会場の係員にそのことを告げ、指示を仰ぎます。受付ではお祝いの言葉を述べて、芳名帳に記帳します。ご祝儀も、あらかじめ渡してある場合を除いてこの時渡します。会場では名札を確認して着席し、もし同じテーブルに面識のない人がいた場合は、軽く自己紹介をしましょう。スピーチの間はテーブルでの会話は避けます。

早退する場合、トイレなどに中座する場合は目立たないタイミングを見計らい、必要に応じて周囲の人に挨拶をして席をはずします。前もって早退がわかっている場合には、出入口近くの席を頼んでおくのも一つの手です。

<ハンドバッグの上手な置き方>

バッグ類をテーブルの上に置くことはタブー。大きめのバッグなら足元へ、小さめのバッグならひざの上か、背と椅子の間へ置きましょう。

・結婚式・披露宴でスピーチや余興を頼まれたら

スピーチも余興も、時間は2〜3分程度を目安に長すぎず短すぎず、スマートに。パーティや結婚式の会場の雰囲気を充分に考慮し、かといってあまり堅苦しくならないように、ユーモアとメリハリのきいた楽しいものを心がけましょう。

スピーチでは、内輪話や暴露話、余興では下品な悪ふざけは出席者を存外シラけさせてしまいます。あとあとまで出席者たちの印象に残るような、心のこもった言葉やパフォーマンスをぜひ考えて。

<忌み言葉に気をつけて!>

おめでたい席での忌み言葉としてあげられるのは「壊れる」「去る」「離れる」「失う」「切る」「帰る」「薄い」「浅い」「逃げる」「終わる」など解消や破壊、別離を連想させる言葉です。特に結婚披露宴では「結婚は一生に一度」ということから「度々」「返す返す」「くれぐれ」など弔事における忌み言葉もタブーです。ここでも弔事同様に、気にする人の存在に配慮して、なるべく使わないように注意しましょう。

【忌み言葉一覧】
飽きる・浅い・薄い・失う・追う・終わる・返す・帰る・欠ける・消える・嫌う・切る・くり返す・苦しむ・壊れる・去る・死ぬ・退く・出る・流れる・逃げる・離れる・冷える・滅びる・戻る・破る・別れる...など

【重ね言葉一覧】
返す返す・重ね重ね・くれぐれ・再三・たびたび・またまた・皆々さま・再び...など

・結婚式・披露宴の受付、二次会の幹事など、世話役を頼まれたら

世話役は、主催者をサポートし、式次第がスムーズに進行するようきびきびと行動する必要があります。受付、司会、ビデオ・写真、会計、配車などこまかい役割分担を決めて、事前に主催者および会場責任者と綿密な打ち合わせをしておきましょう。世話役は主催者の立場に立って、招待客に対してこまやかな気配りを。受付の場合は、早めに式場に到着し、取次ぎの必要やご祝儀の受け渡しなどを本人や家族、司会者と打ち合わせをしておきます。主催者側として、お客様には「お忙しいところ、ご出席ありがとうございます」とお礼を述べましょう。

また、司会や二次会幹事の場合は新郎新婦と事前によく打ち合わせ、どんな披露宴・二次会にしたいかといったヒアリングが必要です。当日は、スピーチや余興をお願いする人の位置や名前の読み方などを忘れずチェックし、会場の責任者とも打ち合わせをしておきます。

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