心配性と貯金額の相関性ってあるの? →貯金の平均額に約60万円の差

更新:2016/06/13

貯金・節約


海外の人が日本人の貯蓄率を見ると、その高さに驚かされるといいます。それだけ日本人は貯金に熱心であり、多くの人が今の生活以上に将来の生活のことを考えているのだそう。一方で、貯金の金額が多いということは、それだけ将来を不安視しているということの現れでもあると言えます。では、心配性であればあるほど、将来の備え、すなわち貯金額も多くなっていくのでしょうか。心配性と貯金の相関性について、調査してみました。

まず、社会人500人に自分は心配性かどうか聞いてみたところ、69.2%の人が自分は心配性だと回答。つづいて、心配性の人とそうでない人にそれぞれ、将来に備えて貯金をしているかどうか聞いてみました。

■将来のために貯金している
・心配性の人 53.3%
・心配性じゃない人 46.7%

少しではありますが、心配性の人のほうが将来のために貯金をしている割合が高いという結果になりました。さまざまな心配がお金を貯めておくという行動につながっているのでしょうか......。最後にそれぞれの貯金額と、貯金の目的を聞いてみました。

■やはり心配性の人の貯金額は高い!
Q 貯金額はいくらですか?
・心配性の人の貯金額の平均 4,244,859円
・心配性じゃない人貯金額の平均 3,604,754円

【心配性の人が貯金をする理由】
■いつかやってくる結婚という大イベン

・結婚式や生活準備のためにも、200万円くらいは預貯金を残しておきたいから(男性/27歳/自動車関連)
・結婚資金や万が一の備えのため。将来結婚し子どもができたとき、少しでも不自由なく暮らしていきたいから(女性/25歳/運輸・倉庫)

結婚にはそれなりの資金が必要になります。披露宴は半日で何百万円を消費する大きな買い物です。

■疾病や老後の心配
・老後のため。今後も年金支給年齢の引き上げが予想されるため、自分の老後が不安だから(男性/25歳/電力・ガス・石油)
・将来、日本で生きていけるのかわからないから、常に貯金をしているから(女性/25歳/自動車関連)

病気や怪我、近年話題になっている年金制度の軟弱さなど、不安に思うことはたくさんありますよね。

【心配性じゃない人が貯金をする理由】
■これぞまさしく積極的な貯金

・副収入のための投資資金として。元金が大きいほうが得られるリターンが大きいから(男性/31歳/その他)
・欲しいカメラを購入するため(男性/50歳以上/医療・福祉)
・PCを新調するため(男性/30歳/情報・IT)

心配性の人のほうが、貯金の平均額が60万円以上高いという結果に。やはり、心配性な分、将来に対して備えておきたいという人が多いのでしょうか。具体的な将来の備えとしては、「結婚式」や「老後」「日本に対する不安」が挙げられました。

また、心配性でない人の貯金をする目的は、さらにお金を生むためや自分の趣味のためなど、使途が明確になっていることが多い様子。将来が不安でなくても、欲しいもののためにお金を貯めることができるのは、堅実とも言えますよね。

将来の備えはあるに越したことはありません。でも、今の生活を充実させることも大切なこと。自分の無理のない範囲でお金を貯めていくバランスが必要なのかもしれませんね。

調査期間:2015/1月(フレッシャーズ調べ)
調査対象:社会人男女
有効回答件数:484件

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