「中国語初心者は、どんな勉強法が効率良い?」
「独学とスクール、どっちで勉強すれば良いだろう……」
上記のようなお悩みを抱えた経験はありませんか?
中国語は可愛い発音の語学で、1度は学習してみたいとお考えの方は多いのではないでしょうか。
本記事では独学向けのおすすめの勉強法や教材を紹介しているので、是非参考にして下さい。
この記事で伝えること
- 中国語を効率良く勉強する方法
- おすすめの学習アプリや教材
- 中国語学習の2ヶ月ロードマップ
- 分野・レベル別、中国語勉強法のコツ
- おすすめ勉強法3選
- 独学に向いている人、スクールに向いている人
とはいえ中国語の独学を始めてから、困ってしまう人も多く見受けられます。
- モチベーションが続かず挫折しやすい
- 分からないことがあっても誰にも質問できない
上記のようなデメリットがあるためです。
そんな方たちのために先に解決策を申し上げますと、まずはスクールの無料体験を受けて勉強の方向性を決めるのがおすすめです。
「でもいきなりスクールに入るのは、ハードルが高いよ…」という方には無料カウンセリングも、おすすめ。
独学希望の人でもカウンセリングや体験授業では、今後どのように学習を進めればいいかのヒントを得られます。
特に初心者の方にとって、あまり触れる機会のない中国語学習において無料体験は効果的です!
\人気の無料体験講座を提供している以下の2社をおすすめします!/
【Berlitz】
〇簡単なテストで、今の自分の中国語レベルを細かく分析!
〇体験レッスンでも教育プロの講師が、楽しく様々なレベルの中国語会話をしてくれます。
【ECC外語学院】
〇自分に適した学習方法は何かを、入学前のカウンセリングで理解できます。
〇これから学習を始めようとしている方にはぴったりのカウンセリングとなっています。
【初心者の中国語勉強法】おすすめの勉強法3選
初心者におすすめの勉強法は、以下の通りです。
1つずつ、解説します。
1. メインの参考書を決めて、独学で勉強する
独学で勉強したい人は、メインで勉強する参考書を1冊、決めてしまいましょう。
とはいえ中国語には語彙や文法など、学ばなければならない分野は様々です。
「文法にはこれ」といったように、分野ごとに1冊の参考書を決めると、選びやすくなります。
さらに気分によって学習する本を選べるため、飽きずに学習を続けられます。
今回の記事では分野ごとに、おすすめの参考書をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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2. スクールに通って勉強する
スクールは初心者の中国語習得には非常に有効的で、勉強を習慣づけられます。
授業の予定があると「後で困らないように、明日のために予習・復習をやっておこう」という気持ちになるからです。
とくに以下のような独学の場合の懸念点も、払拭しやすいです。
独学する場合の懸念点
- 中国語の習得までに時間がかかる可能性
- ネイティブのような自然な中国語を習得できない可能性
- 正しいと思って覚えた内容が間違っている可能性
またカリキュラムが決められているため、文法から語彙まで体系的に学習できるのも、スクールならではです。
「スクールは費用が高そうだし…」と思う人もいると思うのですが、以下のような手もあります。
安くスクールに通う方法
- 最初の基礎固めの短期間だけスクールに通い、その後独学に切り替える
- 月額制や単発で受講できるスクールに通う
自分が目標としているレベルまで通うと決めれば、ダラダラと通い続ける必要はなくなります。
スクールによっては1レッスンが500円前後のコースを用意しているところも、あります。
忙しくて続けられないかもしれないと考えている人は、オンラインコースもおすすめです。
今回の記事でご紹介するスクールでは、入学前に無料体験が行えます。
実際に授業を体験することで、学習環境に対する不安を解消できるメリットがあります。
独学希望の人も、カウンセリングの際に学習の方向性などを決めてみると良いでしょう。
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3. 予備教材として、インターネットコンテンツを活用する
独学やスクールと並行しつつ予備教材を使い、活用しましょう。
参考書やテキストの勉強だけでは、飽きてしまう可能性があるからです。
近年ではインターネットでも、様々な中国語勉強ツールが用意されています。
行き詰まった時は参考書を買い足すのではなく、無料サイトやアプリをダウンロードして頼りましょう。
インターネットを使って勉強すると、使い方によっては気分転換にもなるのでおすすめです。
初心者向けのおすすめインターネットコンテンツは、以下の通りです。
おすすめの中国語勉強YouTubeチャンネルはコチラ
おすすめの中国語勉強アプリはコチラ
ぜひ参考にしてみてください。
【初心者の中国語勉強法】独学とスクール、どっちが向いている?
独学に向いている人やスクールに向いている人の特徴について、解説します。
独学が向いている人
「私は1人で勉強する方が気楽で好き」という人には、独学がおすすめです。
独学が向いている人の特徴として、以下の4点が挙げられます。
- 自分のペースで勉強したい人
- 自分で計画を立てて、実行するのが好きな人
- 人とペースを合わせ、疲れてしまう人
- まずはお金をかけずに勉強したい人
独学最大の魅力は、全て自分で決められるところです。
勉強を始める時間やペース、学習範囲などがカスタマイズできます。
とはいえ独学は継続が難しいので、挫折してしまう人も少なくありません。
「続けるのがちょっと大変」と感じる場合は、中国語勉強法のコツで解説した部分を、もう一度おさらいしてみてください。
スモールステップを意識して、勉強を十分に習慣づけましょう。
スクールが向いている人
「語学学習で自分のキャリアや今後の人生の豊かにしたい」という人には、スクールがおすすめです。
すこしスケールが大きい…と思う人もいるかもしれませんが、これらは決して過言ではありません。
もともと語学スキルは就職活動でも大きな強みになり、特に中国と日本のビジネスはとても密接です。
語学習得は誰でも簡単にできるものではなく、自分の可能性をどんどん広められます。
そのため「語学を自分の強みにしたい!」という人には、効率よく正しい中国語を学べるスクールがおすすめなのです。
またスクール学習が向いている人の特徴として、以下の4点が挙げられます。
- 人との交流・一緒に学ぶのが好きな人
- 過去に挫折経験があって、継続に自信がない人
- どちらかと言うと、受け身の人
- プロから直接指導して欲しい人
スクール最大の魅力は、人との関わりを持ちながら勉強を続けられるところです。
独学では1人ですが、スクールだと先生や生徒同士の関係を築け、モチベーションも継続します。
学習進捗で悩んだ時や分からないことが生じた段階で、すぐに相談できる相手がいるのも安心な点と言えます。
【初心者の中国語勉強法】おすすめのスクール
中国語を正確に効率よくマスターするのには、やはりスクールがおすすめです。
中国語を勉強するためのおすすめのスクールは、以下の通りです。
- ベルリッツ
- ECC外語学院
- バークレーハウス語学センター
- ハオ中国語アカデミー
1つずつ、ご紹介します。
ベルリッツ
マンツーマンレッスンの場合
料金 | 約6,000円台~(税込)/回 |
レッスン時間 | 1回40分 |
(※入会金など別途費用が必要)
超少人数レッスン(最大4名)の場合
料金 | 約4,000円台~(税込)/回 |
レッスン時間 | 教室コース:1回40分
オンラインコース:1回55分 |
(※入会金など別途費用が必要)
「本気で中国語で勉強したい」という人に、おすすめです。
ベルリッツのレッスンで話す言語は完全中国語で、日本語を使ってはいけないのが特徴です。
比較的に自主的に頭を動かす量が多く、留学などの環境に非常に近い環境でレッスンを行え、中国語力を鍛えられます。
ただ講師はコミュニケーション力・コーチング力ともに高く、細かいフィードバックも返してくれます。
使える文法を徐々にスピーキングで増やせばいいので、初心者でも大丈夫です。
受講の度、わかる言葉が一つ一つ増えていくのを実感しやすいでしょう。
無料体験レッスンを受ける場合、自分の中国語レベルを測定するテストも受けられるので、おすすめです。
ECC外語学院
マンツーマンレッスンの場合
料金 | 16,896円(税込)~17,016円(税込)/回 |
レッスン時間 | 週1回80分 |
(※入学金(22,000円/税込)及び教材費・諸経費(システム管理費)が別途必要)
グループレッスンの場合
料金 | 21,080円(税込)/月 |
レッスン時間 | 週1回80分/全40回 |
(※入学金(22,000円/税込)及び教材費・諸経費(システム管理費)が別途必要)
「将来的に、留学も視野に入れている」という人に、おすすめです。
ECC外語学院の最大の特徴は、世界14か国への海外留学サポートを備えているところ。
中国と台湾も留学のサポート対象なので、興味のある方は詳細を公式サイトで確認してみて下さいね。
引用:ECC海外留学センター
留学の内容は1週間のホームステイから長期留学まで、様々なプランが用意されています。
レッスンを受けつつ留学のことを相談できるので、スムーズな計画を立てやすくなります。
ECCでは入学前に、オンライン又は対面でのカウンセリングを受けられます。
気になる人は、ぜひ試してみてください。
バークレーハウス 語学センター
料金 | 8,800円(税込)/回 |
レッスン時間 | 1回55分 |
日本語も中国語もしっかり話せる講師から教わりたい人に、おすすめです。
バークレーハウスは「日本語が話せるネイティブ講師」か「日本人講師」か自由に選べます。
講師も単に中国語・日本語が話せるというだけでなく、授業法を理解しているので実績やスキルもしっかり持っています。
また授業スタイルもマンツーマンレッスンなので、周りのスピードを気にすることなく学習できますよ。
ハオ中国語アカデミー
引用:ハオ中国語アカデミー
マンツーマンレッスンの場合
料金 | 5,244円~8,107円(税込)/回 |
レッスン時間 | 1回50分 |
グループレッスンの場合
料金 | 7,647円~(税込)/月 |
レッスン時間 | 1回40分 |
「スクールに通う間は、徹底的にサポートして欲しい」という人に、おすすめです。
ハオ中国語アカデミーの最大の特徴は、『ハオ・ネットキャンパス』を導入しているところ。
引用:ハオ中国語アカデミー
『ハオ・ネットキャンパス』では、以下の内容が提供されています。
- 文法解説、語彙、発音のスキルを伸ばすための学習コンテンツ
- 24時間質問できる、中国語の質問箱
- レッスンの予約・キャンセル
- レッスンレポートの振り返り
(参考:ハオ中国語アカデミー)
レッスン以外でもサポート体制が整っているので、安心して勉強に集中できます。
コース説明会やお試しレッスンの申し込みができるので、気になる人はぜひ参加してみてくださいね。
【初心者の中国語勉強法】効率良く勉強するには
初心者の人が効率良く勉強するには、以下の手順が挙げられます。
- レベル設定を知る
- 目標を立てる
- 学習計画を立てる
1つずつ、解説します。
レベル設定を知る
中国語学習者が目標としている検定試験は、主に以下の2種類です。
- HSK
- 中国語検定試験(中検)
HSKは世界共通基準の資格として認識されており、中国留学や就職の時に役立ちます。
【読む・聞く・書く・話す】の4分野から、中国語の運用能力を測る試験です。
一方で中国語検定は、日本人を対象とした試験です。
【読む・聞く】に加えて日本語への翻訳能力も問われるため、HSKよりも難易度が高いと言われています。
ここではHSKのレベルを、表でまとめました。
級 | 語彙量 | できること |
HSK1級 | 150語 | よく使われる日常的表現と基本的な言い回しは理解できる。 |
HSK2級 | 300語 | ごく基本的な個人的情報に加えて家族情報、買い物、住所、仕事など、よく使われる文や表現が理解できる。 |
HSK3級 | 600語 | 身近な話題について、標準的な話し方であれば主要点を理解できる。経験や夢などの説明を、短く述べられる。 |
HSK4級 | 1200語 | 複雑なテキストの主要な内容を理解できる。お互いに緊張しないで母語話者とやり取りができるくらい、流暢に話せる。 |
HSK5級 | 2500語 | 高度な内容のかなり長いテキストを理解でき、含意を把握できる。言葉を探しているという印象を与えずに、流暢に自己表現ができる。 |
HSK6級 | 5000語以上 | 聞いたり、読んだりしたほぼ全てのものを容易に理解できる。非常に複雑な状況でも細かい意味の違い、区別を表現できる。 |
(参考:HSK公式ホームページ)
日常的な中国語技能を測るHSKですが、翻訳の技能も見られる中国語検定とのレベル対比を、見てみましょう。
HSKと中国語検定の比較は、以下の通りです。
(引用:日本中国語検定協会)
中国語を学習する際の目安や参考にしてみてくださいね。
目標を立てる
初心者が中国語を勉強するために目標を立てることは、とても大切です。
ゴールや目的が見えていると、勉強に対するモチベーションを保てるからです。
目標を決める時には、中国語に興味を持ったキッカケを、考えてみてください。
例えば、以下のような目標が挙げられます。
- 中国語を話せるようになって、進学や就職したい
- 旅行に行って、困らない程度の中国語を話せるようになりたい
- 趣味として勉強して、ゆくゆくは中国人の友達を作りたい
- HSKに合格してその後、中国の大学に通うために留学したい
目標がある程度決まれば、レベルに応じて検定取得を目指すのも、1つの方法です。
特に進学や就職をしたいなら、検定試験は語学力を証明するために必要になります。
もし中国語の道に進むか分からない場合でも、資格を持っていれば活かせるチャンスはあるはずです。
2025年には大阪万博も開催され、アフターコロナには中国人観光客も増えるでしょう。
検定資格を取得していると、観光ガイドとしても役に立つ可能性があります。
学習計画を立てる
目標をたて、「やる」と決めたら、学習計画を立てましょう。
例えば、HSK1級の取得を目指すとします。
HSK1級のレベルは、以下の通りです。
「中国語の非常に簡単な単語とフレーズを理解、使用することができ、具体的なコミュニケーションを行うことができる。中国語学習するための基礎能力も備えている。」
(引用:HSK公式ホームページ)
1級取得に必要な語彙は、150語程度と言われています。
また具体的な試験内容は、聞き取り15分と読解17分です。
試験内容と必要な語彙数が分かれば、試験の1ヶ月前には覚えておきたい単語や、文法項目をまとめましょう。
1日に可能な限り取れそうな勉強時間をピックアップし、逆算して計画を立ててみてくださいね。
【お悩み別】中国語勉強法のコツ
4つのお悩み別に、勉強法のコツをお伝えします。
タップで詳細箇所にジャンプ
1つずつ、解説しますね。
【2ヶ月ロードマップ】流れが分からない人
「中国語の概要は分かったけど、勉強の段取りがわからないよ~!」
そんな人におすすめな2ヶ月のロードマップを、ご紹介します。
中国語学習の2ヶ月ロードマップ
- 中国語の発音ができるようにする【1週間】
自分で決めたテキストを参考に子音や母音を復唱しながら覚えます。
綺麗に発音するというよりも、中国語の雰囲気をピンインでざっくりつかむ感覚です。 - 覚えた母音や単語の発音を文字に書き起こせるようにする【3週間】
発音から覚えた言葉を、文字を結びつける作業です。
日本人でも親しみのある漢字が多いため、単語帳にまとめながら覚えましょう。 - 中国語の語順を覚える【2週間】
中国語は動詞の活用がないため、単語自体に多くの意味を持ちます。
そのため語順が少し違うだけでも主語が変わったり、意味が全く異なる文が出来上がります。
疑問形や目的語・不定文などで使われる語順を正確に覚えることが、大切です。 - 自分で文法を考えながらスピーキングをする【2週間】
今まで覚えた簡単な単語や文法を使い、実際に自分で文章を作って話してみましょう。
テキストやアプリを参考に自分で作った文章が合っているか、答え合わせをその都度おこなってください。
自分で答えを探すのが不安な人は、ベルリッツなどのフリートークができるスクールなどに通うのも、おすすめです。
発音のアドバイスはもちろん、さらに詳しい中国語の解説を効率的にしてくれますよ。
この流れを繰り返していけば徐々に中国語レベルを上げていけるでしょう。
語彙力を伸ばしたい人
語彙力をアップさせたい人は、興味のある分野や、関わりのある分野から単語を学びましょう。
趣味でも仕事でも、自分に関わることなら何でもOKです。
思いつかない人は喜怒哀楽など、気持ちを表す語彙に焦点を当ててみるのも1つの方法です。
学びたい分野を決めたら、まず1つの単語を書き出します。
単語の表記から連想できるものを、日本語でどんどん書き出していきましょう。
関連性のある単語をピックアップしたら、全て中国語で調べて書き出してください。
すると自分だけのオリジナル単語帳が出来上がります。
検定対策をしたい人は、以下の項目でおすすめの単語帳をご紹介しているので、参考にしてみてください。
基礎文法を固めたい人
基礎的な文法を学びたい人は、中国語で日記をつける練習をしましょう。
実際に文章を書いてみると、あやふやな文法知識は何なのか、分かるようになります。
とはいえ毎日日記を書くのは、イメージするだけでもとにかく大変どうですよね。
「何を書いたら良いか分からない」と感じ、挫折してしまいそうな人も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、その日に学んだ文法を使って日記を書くという方法です。
初心者のうちは、複雑な文章を書こうと思うと挫折してしまいます。
自分が分かる文法を繰り返すことで、定着するようになるのです。
以下の項目では、初心者におすすめの文法参考書をご紹介しています。
文法の型を使って、文章を書く練習を始めましょう。
発音を良くしたい人
ピンイン(※)が読めず発音でつまずいている人は、アプリを使ってネイティブの友達を作りましょう。
ネイティブに問題なく通じると分かると、会話する時の自信にも繋がるからです。
近年では、語学学習者のためのアプリが開発されています。
中国語を学びたい日本人と、日本語を学びたい中国人を繋げてくれるサービスを受けられるアプリです。
お互いの言語の発音をシャドーイングし合うだけでも、楽しくコミュニケーションが取れます。
アプリに少し抵抗があるなら、スクールに通ってプロに発音をチェックしてもらうのも選択肢のうちの1つです。
中国語を教えるプロだと、発音に関して実用的な「ほしいアドバイス」を言ってもらえるでしょう。
発音練習の際に意識することは口をしっかり動かして、母音・子音ともに手本となる口の形を真似することです。
まずは自分1人でじっくり発音の練習をしたい人のために、以下の項目ではおすすめの参考書をご紹介しています。
まずは言える発音、得意な発音からゆっくり声に出して実践していけば、大丈夫です。
発音の学習が進めにくい状態の人は、ぜひ参考にしてみてください。
(※)…中国語の発音表記法。日本でいう漢字の読み仮名や、英語のローマ字表記などに近い。
聞き取りができるようになりたい人
中国語を上手く聞き取れず悩んでいる人は、文字を追えるスクリプトを用意することをおすすめします。
スクリプトとは、リスニング内容を表した、文字起こしのテキストのことです。
学習者の中には「中国語の音読はできるけど、聞き取れない」という人は、少なくありません。
中国語会話には、日本語にない独特の発音も含まれているからです。
耳馴染みのない発音を流れで聞き取れるよう、同じ言葉を繰り返し聞いて耳を慣れさせ、対応していきましょう。
以下の項目ではこうした聞き取りを強化したい人に、おすすめの参考書をご紹介しています。
【レベル別】中国語勉強法のコツ
中国語勉強法のコツを、レベルごとに解説します。
初心者
初心者におすすめの中国語勉強法のコツは、以下をご覧ください。
- インプットを中心に勉強する
- 学習時間を決めて、勉強を習慣化させる
- 通勤・通学途中などの隙間時間を有効に使う
初心者の人は全ての分野において基礎を理解することが、重要です。
土台を固めるためにも、最初のうちはインプットを中心とした勉強に取り組みましょう。
同時に勉強を習慣化させることも、ステップアップには欠かせません。
とはいえ「1日1時間必ず勉強するぞ!」と思っても、中々続かないもの。
無理に続けようとせずチャレンジ精神で、スモールステップを意識してみてください。
- 1日1ページだけ単語ノートを覚える
- 通勤、通学途中で1日1文だけ、例文を作ってみる
- 家事をしながら、音声を聞く
少しだけでも、毎日中国語に触れることが大切です。
初心者のうちに勉強を習慣化させておくと、中国語が生活の一部となり、上達が早くなるでしょう。
中級者
中級者におすすめの中国語勉強法のコツは、以下の通りです。
- アウトプット練習を心がける
- SNSなどを使って、日記を習慣化させる
- ネイティブにチェックしてもらえる環境を用意する
中級者レベルになると、初心者でインプットしたり暗記した知識をたくさん使う環境が、必要です。
中級者だと今までとは異なる動詞など、これらの学習はさらに難しくなるでしょう。
中国語を流暢に話せるようになるには、読み方の十分な理解やアウトプット練習は必須です。
例えばこれからご紹介する『HelloTalk』を使って、ネイティブの友達を作ってみるのも1つの方法です。
会話に間違えがあった場合でも、添削を気軽にしてもらえる機能があるので、文章力がアップできますよ。
上級者
上級者におすすめの中国語勉強法のコツは、以下の通りです。
- ニュースや新聞を読むことを習慣づける
- 書き言葉の練習をする
上級者レベルの人は、書き言葉を練習しておいて損はありません。
なぜなら日常会話だけでなく、フォーマルな場面で話す機会も増えるからです。
特にビジネスで中国語を使う人は、時事問題に関する討論や、プレゼンなどをする可能性があります。
ビジネスシーンで幼稚な言い回しを避けるためにも、ニュースや新聞から中国語を読む習慣をつけましょう。
リーディングの能力を鍛えれば、もちろん文法の順番や構成の力がつき、必然と「書き」の力も一気につきます。
書き言葉という面では、小説やエッセイなども、同じように役に立ちます。
さらに感想や自分の意見を述べられるよう、作文の練習がおすすめです。
繰り返し文章を書くことで、書き言葉が身に付き、フォーマルな会話もできるようになるでしょう。
ネイティブに添削して教えてもらえる環境があれば、より効果的です。
どんどん利用して、作文能力を伸ばしてくださいね。
【中国語勉強法】独学におすすめの教材
出版社や改正版など、テキストや教材にもたくさんの種類があり、選ぶのに困ってしまいますよね。
今回は独学で中国語を習得する際におすすめの3つの教材を、それぞれご紹介します。
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おすすめのテキスト
はじめにおすすめの参考書は、以下の通りです。
- 単語『キクタン』シリーズ
- 文法『新ゼロからスタート中国語 文法編』
- 発音『日本人のための 中国語発音完全教本』
- 聞き取り『耳が喜ぶ中国語 リスニング体得トレーニング』
1つずつ、ご紹介します。
引用:Amazon
「検定対策の単語帳を探している」という人に、おすすめです。
【聞いて覚える】をコンセプトに作られた、キクタンの単語シリーズ。
音楽のリズムに乗りながら単語を覚えられるので、音としても記憶に残りやすくなっています。
中国語検定とHSK、どちらの過去問も参考に作られており、検定対策にも人気の1冊です。
引用:Amazon
「何から始めたら良いか分からない」という人に、おすすめです。
1冊で発音、文字、文法を体系的に学べます。
練習問題もついているので、身に付いたかどうかのセルフチェックもできます。
「独学の強い味方」とも評価されている、参考書です。
引用:Amazon
「発音をどのように改善したら良いか分からない」という人に、おすすめです。
日本人がつまずきやすい発音について、図や写真を用いて解説しています。
YouTubeにも解説動画があるので、写真だけでは分かりづらい点を確認できるのも、嬉しいポイント。
発音のコツを知りたい人にピッタリの、参考書です。
引用:Amazon
「色んな分野の話題を聞き取れるようになりたい」という人に、おすすめです。
取り扱う内容は日常生活のことから、中国の文化、時事的なことまで。
読み上げスピードはあえて落としておらず、自然なネイティブの会話口調に慣れます。
文字を追いながら音声を聞けるため、自分が苦手な発音を発見することにも役立つ1冊です。
おすすめのYouTubeチャンネル
次に初心者の人におすすめの中国語を楽しく学べるYouTubeチャンネルは、以下の通りです。
- 李姉妹ch
- チャイナ娘くまちゃん
1つずつ、ご紹介します。
引用:YouTube
「学習法だけでなく、中国の文化も知りたい」という人に、おすすめです。
華やかなオープニングが印象的な、中国人姉妹の2人が仲良く運営している、YouTubeチャンネル。
公開している動画数は400本を超え、幅広い面から中国を紹介していることが特徴です。
学習動画では会話や発音、初心者のための中国語基礎などのビデオが揃っています。
他には中国文化や習慣のビデオも上がっており、勉強の息抜きにもピッタリです。
また李姉妹が、中国語だけで話している動画もあり、中・上級者のリスニング練習にも、おすすめです。
引用:YouTube
「初心者が学習する上で役立つ情報を知りたい」という人に、おすすめです。
モデルとしても活動している、熊江琉衣さんのYouTubeチャンネル。
最大の特徴は動画全体が穏やかな雰囲気で、初心者のための講座が充実しているところ。
日本語もとても流暢なので、初心者の方でも理解しやすい内容が盛りだくさんです。
おすすめの参考書や、中国語を学ぶ前の基礎知識などを紹介しています。
日本と中国の違いを比較的に取り上げているビデオも多くあり、文化の違いも楽しく学べます。
おすすめのアプリ
初心者の人におすすめのアプリは、以下の通りです。
- HelloTalk
- NHKゴガク
1つずつ、ご紹介します。
引用:HelloTalk
「中国語の読みはできるが、会話が全然できない……」とお悩みの人に、おすすめです。
HelloTalkとは、中国語ネイティブの人と言語交換ができるアプリです。
言語交換とは、中国語を勉強したい日本人と、日本語を勉強したい中国人がお互いの言語スキルを高め合うことを言います。
アプリ内でできることは、以下の通りです。
- メッセージ交換
- 音声通話
- ビデオチャット
- モーメンツ(SNSのような機能)
メッセージ交換機能では、翻訳機能や添削機能がついており、自分の書いた文章を直してもらえます。
そのためネイティブが使う、自然な言い回しを学べます。
アウトプット練習にピッタリの、おすすめアプリです。
引用:NHKゴガク
「自分の発音が合っているかどうか、確認したい」とお悩みの人に、おすすめです。
NHKゴガク最大の特徴は、『声調確認くん』という機能。
フレーズを読み上げると、自分の声を録音できます。
お手本の声調と自分の声調が重なって表示されるので、どこが違うか目で確認できるのです。
紫色がお手本の声調、黄緑色が自分の声調として表されます。
引用:NHKゴガク
アプリ内では、ラジオ講座『まいにち中国語』と『ステップアップ中国語』のストリーミング配信がされています。
1週間分の放送がストックされているので、時間を取れる時にまとめて学習できるのもポイントです。
中国語勉強法のコツを知って、効率良く勉強しよう
中国語の勉強は、コツを掴めば楽しく続けられます。
最後に今回の記事でご紹介した、勉強ツールをおさらいしておきましょう。
おすすめの参考書
伸ばしたい分野 | 参考書名 |
語彙力 | 『キクタン』シリーズ |
文法 | 『新ゼロからスタート中国語 文法編』 |
発音 | 『日本人のための 中国語発音完全教本』 |
聞き取り | 『耳が喜ぶ中国語 リスニング体得トレーニング』 |
おすすめのスクール
スクール名 | 一言メモ |
ベルリッツ | 完全中国語の本気レッスン |
ECC外語学院 | 中国・台湾への留学サポートが充実 |
バークレーハウス語学センター | 日本語・中国語ともにしっかり話せる講師 |
ハオ中国語アカデミー | 『ハオ・ネットキャンパス』での学習サポートが充実 |
おすすめのYouTube
チャンネル名 | 一言メモ |
李姉妹ch | 幅広い面から、中国の紹介をしている |
チャイナ娘くまちゃん | おすすめの参考書や、中国に関する基礎知識を知れる |
おすすめのアプリ
アプリ名 | 一言メモ |
HelloTalk | 中国語ネイティブから、文章の添削をしてもらえる |
NHKゴガク | 自分の声を録音し、声調の確認ができる |
中国語の勉強を続けるためにも、自分に合った方法を見つけることが大切です。
まずはスクールの無料体験などで中国語学習のポイントを掴み、中国語を楽しんでくださいね。