都会暮らしは、やっぱり便利。でも、地方でしかできない暮らしや
働き方が存在するのもまた事実です。リーマンショックや震災の影響からも、
都会を離れた「田舎暮らし」の人気は高まっているとか!
将来的に就職先としての「地方」は、より具体的な選択肢になる可能性が高そうです。
そこで、実際に都会から地方に移住して働いている先輩たちに
今の暮らしを選んだきっかけやどんな仕事をしているのかについて、詳しく教えてもらいました!
神奈川県藤沢市生まれ、東京育ち。明治大学農学部を卒業後、物流企業にて特産品の流通を1年間担当したのち退職。大学時代から馴染みのあった長野県に移住する。地域のカタログギフト制作・運営のほか、地域の観光事業『地域に会いにいこう(Meets local)』を企画・運営など、地域に関する様々な仕事に関わる。
「地域に会いにいこう」オフィシャルページ:
https://meetslocal.wordpress.com/
大学卒業後は大手物流企業に就職。希望の部署に行くことができ、特産品の流通に関わっていました。しかし、大企業ならではの課題(本当にやりたいことが出来るまでは最短で10年はかかるということ、また社内調整にも多くの時間がかかるということ)を実感し、もっと他に出来ることがあるのではないかという思いから退職・移住を決意。大学時代に友人と訪れたことがあった長野県諏訪郡原村に移住しました。移住の決め手となったのは、村を訪れた際に優しくして頂いたことと、村で頑張っている若手の方々に熱意を持って移住をすすめられたことです。また、Webに強い人やデザイナーさんがいて、私のやることを応援してくれる環境があったことも大きかったです。現在は、上田市にある地域おこし系ベンチャー企業に勤めながら、様々な活動に関わっています。
原村は日本でも有数のペンションヴィレッジとして有名な地域ですが、そこにも過疎化の波は押し寄せています。そこで、Webサイト『地域に会いにいこう』(https://meetslocal.wordpress.com/)と連携し、月に1,2回『原村に会いにいくツアー』と題して、都会の大学生・社会人と地元の人々の交流ツアーを企画しています。「この時期はこういうことをしたらお客様は喜んでくれるんじゃないか?」「こうしたらリピーターになってくれるんじゃないか?」など、村の方と打ち合わせをしながら、内容を詰めていきます。ちなみに8月に実施したツアーでは稲刈り&古民家を改修したお宅を訪問・見学。そして、山岳ガイドさんの案内のもと、八ヶ岳に登りました。
原村は八ヶ岳南麓の地域でもあることから、『ハチモット』(http://8mot.com/)という八ヶ岳のWebメディアや、フリーペーパー『ヤツガタケノート』でライターとして八ヶ岳の魅力を発信しています。また、とうもろこしを中心とする特産品のWEB販売も行なっており、ペンションヴィレッジの事務所で仲間と夜な夜な様々な企画をしています。
原村も属している長野県諏訪地域の若者で集まって諏訪地域のカタログギフトを企画・制作しています。農産物や特産品など、諏訪地域でこだわりを持って商品を作っているつくり手さんを見つけ、出品交渉し、取材をしてカタログギフトのかたちにしていきます。夏から手がけている『八ヶ岳のギフト』(https://gift.jimo.co.jp/tsukuru/yatsugatake/)では、ようやく商品が集まり完成に近づいてきました。12月からは『諏訪湖のギフト』(https://gift.jimo.co.jp/contents/tsukuru/shinshu-suwako/)の制作を開始し、2つ併せて『諏訪地域のギフト』が完成します。
完成後は諏訪地域で結婚式を挙げる方を中心に使っていただきたいと考えているので、結婚式場に営業をかけていく予定です。
休日には、村の行事やイベントの集まりもあります。 11月上旬はペンションヴィレッジで開催するイルミネーションの飾りつけを村の方々と一緒に行いました。休日に村の人達と集まって、村を盛り上げたり支えたりするのをお手伝いすることも大切です。そしてこれを楽しむことも重要です。
愛知県の大学を卒業後、屋久島のガイド会社ANDに就職。
屋久島に来られたお客様の現地サポートスタッフとして事務の仕事、
「里めぐり」のガイドの仕事、新規事業でのホテルの運営に携わっています。ベンチャー企業なので、多岐に渡る業務を任されています。
左のイラストは、お客様がプレゼントしてくださった似顔絵♪
「自らプレーヤーとしてお客様のために100%寄り添えるサービスができる仕事」を探していました。今の会社を選んだのは、大学3年生の夏に初めて屋久島旅行をしたときに実際に利用したのがきっかけ。密にお客様をサポートする現地スタッフやガイドを見て、まさに私の思い描いているサービスをしている仕事だと思い、入社しました。
屋久島には、繁忙期・閑散期があります。基本的に繁忙期はお客様のツアーに合わせて動くため、就業時間は不規則。予定通りお休みをとれない事もあります。スタッフ同士で声をかけあい、うまくやりくりするようにしています。 そのかわり、当社では閑散期の冬にまとめて1ヶ月の長期休暇をとります!地元に帰って、思いっきりリフレッシュできる期間です♪
きっかけや仕事は違っても、地方で働く先輩たちはとても充実しているように見えます。
でもそれにはきっと土地や知名度は関係なくて、ただ「本当に自分のやりたいことを仕事にしている」から。
就活は、なにも「リクルートスーツを着て企業訪問すること」ではありません。
いろんなシゴトに目を向けて「自分の本当にやりたいことは何か」考えてみるのも立派な就活!
移住ブログやホームページなどはたくさんあるし、いまは自治体などによる交流イベントも盛んです。
もしかしたら「こんな仕事があるの?!やってみたい!」なんて、
運命の地域orシゴトとの出会いがあるかも!?
(マイナビ 学生の窓口 広告企画/提供 総務省)