PR

未来に生き残る企業の条件とは!?

学生に送る、これからのキャリアを考える
スペシャル対談

学生の企業選びはどこに向かう?

ベンチャーだからかっこいい、終身雇用に縛られたくない、自由なワークスタイルが良い、
研究に没頭できればそれでいい。学生の企業選びは、より自由に、多様性を持ち始めているが、
後悔しない企業選びの指針とは何なのか?
経済アナリスト、企業の経営戦略担当者の声から、企業の将来像を見る視点を学ぶ。

取材日:2019年9月20日
※2021年3月の長期ビジョンの改定に伴い、ページ内容の一部を変更しています。

教えてくれるのは
この人!

水野 徹也

水野徹也さんの写真

セイコーエプソン株式会社 部長。
1987年入社。財務・経理部を経てイギリス、アメリカの販売会社にも長年駐在経験を持つ。2020年9月まで経営戦略本部に所属し、中期経営計画策定等に関わる。

中原 圭介

中原圭介さんの写真

経営アドバイザー、経営アナリストとして活躍。幅広い視点で経済や消費を分析し、大手企業や金融機関などへの助言、提言を行う。執筆やセミナー、連載も多数。新刊『定年消滅時代をどう生きるか』を12月に上梓。

POINT
01

その企業が持っている、
未来の価値に目を向ける。

学生、特に理系学生が企業選びで考えるのは、自分の専門知識が会社に入ってすぐに役に立つのか?という視点かもしれない。でも本当に重要なのは、今生かせるか、ではなく未来に生かせるか、ではないだろうか。経済アナリスト、中原さんによれば、近年、その企業の商品やサービスが、世の中に存在し続ける価値があるものなのかをユーザーは厳しく見定め、その企業への評価を変えているという。

中原圭介さんの写真中原氏

存在し続ける価値とは、利益を追求するだけでなく、社会貢献や地域貢献で持続可能な社会を作ろうとしているか、という視点での価値のことです。投資の世界では、そういった視点で価値があると判断された企業にお金が集まりやすくなっていて、逆に利益のみを重視し、この視点を持たない企業からはお金が逃げていく傾向にあります。近年では企業のグローバル化を受けて国境という概念が弱まり、国を超えて投資が動くため、この“持続可能な社会”という視点が、企業成長のためのとても重要なポイントになっています。

つまり、学生の皆さんにとっても、目先の商品・サービスや利益だけでなく、その企業が持っている未来の価値に目を向けることが重要になってきそうだ。

中原圭介さんの写真
水野徹也さんの写真水野氏

今、世の中で“SDGs”という言葉が頻繁に言われます。地球や社会や生活が長く良い状態で保てるように、世界で取り決めた17のゴールとそれに向けた169の行動目標のことです。難しく感じると思いますが、各企業はこのSDGsに向けたさまざまな活動を推進することで、企業価値を高めようとしています。エプソンでもここ数年で経営戦略の重要な一部を担うようになっていて、専門組織を立ち上げるなどしてSDGs活動を推進しています。

世の中にとって重要なSDGsという言葉は、これから就職を考える学生にとっても、企業を知る際に押さえておくキーワードになりそうだ。

POINT
02

SDGs時代の
ゲームチェンジャーに目を向ける。

日本の企業はもともとSDGsへ向かう意識が高い、と中原さんは言う。

中原圭介さんの写真中原氏

欧米の短期利益主義に対して、日本企業は地域への還元や周辺環境への配慮を大切にしていて、SDGsというキーワードがなくても実は昔からやっています。

水野徹也さんの写真水野氏

そうですね、エプソンも長野県で創業した精密機器メーカーということもあり、水質をはじめ周辺環境を配慮した取り組みは長年続けています。例えば1992年には世界で初めてフロンを使わない製造工程を実現しています。私たちはものづくりの基礎に『省・小・精の技術』という言葉をあげていますが、エネルギーを省く、ものを小さくする、精度を高めるという意味で、ものづくりの思想自体もSDGsに合致するものと考えています。

そして経済の世界では、SDGsの流れを受けた新しい未来を描くビジネスモデルが話題という。現状からの効率改善、環境負荷低減はもちろん重要であり、各企業はそれに取り組んでいる。ただ、もっと先の未来を見据えるならば、その仕組みや技術を新しくすることで、効率も、負荷も、そして収益性も大きく変える、そんなゲームチェンジに取り組む企業にこそ、注目すべき時代になってきているというのだ。

中原圭介さんの写真中原氏

例えば自動車業界で言えば、ハイブリッド車や電気自動車への意欲的な戦略転換をするかどうかが企業への評価を変えています。そこに高速通信、自動運転という技術革新を加えて、平日使われていない自家用車を活用する新しいビジネスも生まれています。社会の無駄を減らしながら生活をより便利にし、企業は利益を上げるという、みんなにとってメリットのある構造をいかにつくれるかが、今求められています

水野徹也さんの写真水野氏

新しいテクノロジーによって、新しい社会構造にシフトする。それを世界に先駆けて実践することでビジネスとしても成功する。企業として常に持ちたい視点ですね。エプソンは技術とものづくりの会社ですので、この変化の中心となれるテクノロジーや製品の開発に取り組んでいければと思っています。

水野徹也さんの写真

リーダーとなって変化を起こそうとしている企業かどうか、という視点もまた重要になりそうだ。

POINT
03

エプソンが実践する、
テクノロジーシフトによるゲームチェンジ。

世界初※のクオーツ式腕時計で時計業界を変革し、世界初※の小型軽量デジタルプリンターを開発したり、家庭用プリンターで『おうちプリント』という新たな習慣を作るなど、エプソンは新たな技術や製品でこれまでもゲームチェンジをしてきたと水野さんは言う。
※発表当時

水野徹也さんの写真水野氏

そしてエプソンは、長期ビジョン Epson 25の改定により、これまでの「循環型経済の牽引」と「産業構造の革新」に加え、「生活の質向上」を重要テーマに設定し、社会課題の解決に向けた取り組みを進めています。
この取り組みの中で重要となるのは「環境」、「DX」、「共創」の3つです。
中でも「環境」への貢献を重点に置いたうえで、イノベーションの実現のためにデジタル技術を活用し、多くのパートナーとの共創に取り組んでいきます。

Epson 25 Renewed ビジョン

「省・小・精の技術」とデジタル技術で人・モノ・情報がつながる、持続可能でこころ豊かな社会を共創する

環境への取り組み

「脱炭素」と「資源循環」に取り組むとともに、環境負荷低減を実現する商品・サービスの提供・環境技術の開発を推進する

DXへの取り組み

強固なデジタルプラットフォームを構築し、人・モノ・情報をつなげ、お客様のニーズに寄り添い続けるソリューションを共創し、
カスタマーサクセスに貢献する

共創への取り組み

技術、製品群をベースとし、共創の場・人材交流、コアデバイスの提供、協業・出資を通して、
さまざまなパートナーと社会課題の解決につなげる

中原圭介さんの写真中原氏

日本のものづくりは、特に精密品では他の国がかなわない域にあります。例えば5Gがすごいといっても、ハードがなければ実現できません。まさにエプソンの強みを出せる部分ですね。それに、これからの世界は多品種少量生産になっていきますから、一社で全てをやり切る時代ではなくなっていきます。さまざまな方面と人材交流し、一体となってイノベーションを形づくることも、世界と互角に戦う鍵ではないでしょうか。

中原圭介さん・水野徹也さんの写真
水野徹也さんの写真水野氏

これまでは技術、製品、販売まで全て自社内で完結することで品質を高めていくというビジネスが主でしたが、今後は「省・小・精の技術」を核とした強いハードウエア製品群をベースに、共創の場の提供や人材交流の活発化、コアデバイスの提供、CVCを使ったさまざまな社外パートナーとの共創など、これまで以上に活動を広げていきます。

中原圭介さんの写真中原氏

日本のものづくりの良さは、長い時間をかけて開発ができる点です。オープンイノベーションを生かして、ハードの部分で存在感を高めていくことが重要だと思います。

水野徹也さんの写真水野氏

私たちは創業時から社会課題を誠実に捉えて解決のために努力し、またお客様の期待を超える価値を生み出すために創造と挑戦をしていく姿勢を貫いてきました。それがエプソンの存在意義であり、その結果として世の中になくてはならない会社であろうとしています。究極的には『エプソンがないと社会が困るね』と言われるようになりたいですね。

中原圭介さんの写真中原氏

学生も大学に入ればそれまで以上に勉強し、交流し、リーダーシップをとってイノベーションを起こせる人材にならなければなりませんね。そして地方で働くことの良さも認識してもらいたい。

水野徹也さんの写真水野氏

そうですね。そしてこれからは理系出身でもつくって売る、ということができなければならないと思います。就職活動のアドバイスとしては、興味のある会社が社会においてどんな存在意義があるのかを考えるといいと思います。その意義を自分の思いや価値観と照らし合わせたとき、共感と納得ができるかどうか。それを一つの指針として欲しいし、エプソンの取り組みにも是非注目してもらいたいですね。

中原圭介さん・水野徹也さんの写真

生き残る企業 の条件について

  • 企業価値を高めるために、持続可能な社会を作ろうとする企業が注目を浴びている
  • 日本企業はもともと環境保全や社会貢献に取り組み、持続可能な社会を意識した企業活動のベースがある
  • 新しい社会構造にシフトするために、企業はテクノロジーによるイノベーションに取り組んでいる

セイコーエプソンの取り組みについて

  • 環境保全や社会課題の解決に対する重要性や取り組みは、SDGsという言葉ができるずっと前、創業時から根付いている。
  • 『省・小・精の技術』を軸に、テクノロジーとものづくりで社会になくてはならない存在を目指す
  • 社会課題の解決に向け、「環境」、「DX」、「共創」を重点に置き、取り組みを進める

持続可能な社会は今後の世界では外せないキーワードであり、企業は将来の社会構造の変革に対応し、自らの存在価値を見出すために、テクノロジーによる変革を進めています。これからの社会、そして将来のキャリアを考える際、企業がどのような取り組みを行い、また存在し続けるための価値をつくろうとしているのかに是非注目してみてください。

\学生の窓口内特設サイトも公開中/

マイナビ学生の窓口広告企画
提供:セイコーエプソン株式会社