ひとくちに「仕事」と言っても、企業には企画や営業、広告宣伝、人事をはじめ、さまざまな部門や職種があり、仕事内容は多岐にわたります。入社後はいろいろな職種の仕事に関わることもありますから、企業研究では職種もチェックしておきたいもの。そこで、今回は就活中の大学生が株式会社ファンケルで働く社員にインタビューして、職種ごとの仕事内容ややりがいを聞いてきました。


企業研究をさらに深めるには?OBOG訪問なら「リアル」を知ることができる!
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みんなは働いてみたい企業や業界は考えていると思いますが、ほかに選ぶ基準はありますか?
僕は、個人のビジョンを認めてくれて、フォローしてくれる会社が魅力的だなと思っています。働く人と企業が一緒に成長できる会社が理想です。 -
自分を成長させられる環境があることです。社内で刺激を受けられて、新たな価値観に触れられるような。就職しても学び続けることは大切だと思うので、研修制度があるかどうかも見ています。
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自分の時間も大切にしたいので、フレックスタイムを導入している会社はいいなと思っています。
正直、人間関係もかなり気になります。 -
若手が活躍できることを重視しています。同じ会社で長く働けばいずれはチャンスが巡ってくるのかもしれませんが、若くても挑戦できる企業で働きたいです。
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私も石田さんと似ているのですが、新しいことに取り組めるチャンスがたくさんある会社で働きたいです。
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みんなそれぞれに選ぶポイントがありますね。でも、企業説明会やインターンシップに参加しても、なかなか突っ込んだ質問はしにくいと思いませんか?
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同感です。特にインターンシップがない会社は説明会だけで判断しなくてはならないので、そういうところはOBOG訪問に行くつもりです。
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たしかにOBOG訪問で働く人のリアルな意見を聞いてみたいですよね。「入社したら、実際にどんな仕事をしますか?」とか。気になることがたくさんあります!
職種別仕事内容紹介
ここであらためて職種についておさらい。職種とは、企業に入社して実際に担当する仕事について、その性質や内容によって分類したものです。「どの会社に入りたいか?」だけでなく、「経営企画に関わってみたい」「入社後は営業職で視野を広げ、いつかは企画職で商品開発に携わりたい」など、「その会社でどんなキャリアを積んでいきたいか?」を考えてみることも大切です。
企業によって仕事内容が異なることはもちろん、同じ企業内でも職種によって取り組む業務はさまざまです。
\あなたが興味のある職種は?/
OBOG訪問をしたときは、会社全体のことだけでなく、その先輩がどのような部署にいて、どのような仕事をしているかについて聞いてみると、具体的にイメージできるようになるはずです。
職種別「私のやりがい」〜商品企画 編〜


小泉 奈々美さん
化粧品事業本部 化粧品商品企画部/2015年入社
THEME1
仕事内容と1日のスケジュール
スキンケアアイテムの商品企画を担当しています。新商品のコンセプトを立て、開発の部署とやりとりを重ねながら企画をかたちにしていくほか、ネーミングや容器のパッケージデザインの開発等商品化までの全工程に携わっています。
1日のスケジュールは、朝9時に出社、午前はメールチェック後、研究所や工場、お取引先様などとやりとりをし、午後は資料作成や関係者との打ち合わせという流れが多いです。
THEME2
入社してから知ったファンケルの
「リアル」
やりたいことができる環境とチャンスがあること。私は研究職で入社し、研究所で商品の開発研究に携わっていました。「お客様のために、さらに良い商品を考えてみたい」という思いから商品企画にも興味を持ち、希望がかなって今の部署に配属となりました。
自分が企画に関わった商品を使ってくださったお客様が喜びのコメントをくださると、本当に嬉しいです。やりがいを感じますし、次につながる力になっています。
THEME3
学生が「ココだけの話」を聞いてみた


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私も商品企画のお仕事に興味があります。ファンケルさんはすでにたくさんの商品を世に送り出しているので、新しい企画を考えることは大変そうだなと思ってしまいます。小泉さんは、普段からどうやって企画を考えたり、情報収集をしていますか?
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化粧品はいつでも使う人の身近にあるものなので、日常生活のすべてが情報収集のチャンスですし、新しい企画のヒントも日々の中にあると思って毎日を過ごしています。セミナーに参加したり、異業種の人と交流したり、さまざまな方面から情報を集めている人もいますよ。

OBOG訪問では、仕事の内容を質問するだけでなく、「もしも実際に私がその仕事をするなら?」と、漠然とでもいいので「自分ごと」として捉えてみると、より具体的に質問ができるなと思いました。(大塚さん)

職種別「私のやりがい」〜営業(通販営業) 編〜


菊地 昴さん
通販営業本部 コミュニケーション
健康食品コミュニケーションG/2021年入社
THEME1
仕事内容と1日のスケジュール
ファンケルでは「ファンケルオンライン」という自社通販サイトを持っており、この中の健康食品、発芽玄米、青汁のサイトの運用を担当しています。お客様とのコミュニケーションの一つとして、公式SNSの情報配信などにも携わっています。
朝は9時に出社。普段は広告代理店や制作会社などのお取引先様とのやりとりが多いほか、社内の店舗販売や卸販売を担当する部署と連携しながら商品の販売の仕方について検討することもあります。
THEME2
入社してから知ったファンケルの
「リアル」
入社1年目からどんどん仕事をまかせてもらえることは意外でした。裁量権が大きく、若手なりの発想を取り入れてもらえることは、自分のやりがいにもなっています。
それから、人間関係がとても良いです。部長や課長など、役職についている上司のことを「さん」付けで呼ぶことも、ファンケルらしさの一つだと思います。コミュニケーションが取りやすく、仕事で困ったことがあればいつでも相談できる環境があります。
THEME3
学生が「ココだけの話」を聞いてみた

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菊地さんのお話から、ファンケルは「風通しの良い会社」ということが伝わってきました。ファンケルは「製販一貫体制」でいろいろな部署がありますが、「横のつながり」を感じることはありますか?
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ファンケルでは入社すると半年間の新入社員研修があるのですが、これが同期と絆を深める機会になっています。配属後、他部署に聞いてみたいことがあるときなど、その部署にいる同期の仲間を頼ることもたびたびあります。人とのつながりを大切にしている会社だと感じています。

部署内の上下関係だけでなく、全社をあげて強いつながりがあることがわかりました。人間関係や部署間の連携がスムーズであることは、チームワークの良さや仕事のしやすさにもつながっていると感じました。(石田さん)

職種別「私のやりがい」〜研究開発 編〜


山田 優里菜さん
化粧品研究所
スキンケア開発グループ/2021年入社
THEME1
仕事内容と1日のスケジュール
「こうした使用感や効果のものをつくりたい」といった商品企画に沿ってかたちにしていくことが研究開発の仕事です。リクエストに応えるだけでなく、「この技術と原料で、こうした製品もできます」といったように、研究開発サイドから商品企画を考えることもあります。
朝は9時に出社し、午前はメールチェックした後に試作。午後は引き続き、試作を行う日もあれば、試作結果をまとめたり、お取引先様と面談をして原料に関する情報収集をすることも。研究開発は研究室にずっといるというイメージがあるかもしれませんが、実際は研究とデスクワークの割合は半々ぐらいです。
THEME2
入社してから知ったファンケルの
「リアル」
ファンケルといえば「無添加」ですが、その基準が想像以上に高かったことは驚きました。ファンケルの基準に少しでも満たない原料は使わないなど、徹底したこだわりがファンケルのものづくりにはあります。
学生時代の研究では一人で突き詰めるところがありましたが、入社後は、商品企画や工場など、さまざまな人と連携しながらより良いものを目指し、お客様のお悩みを解決できることはやりがいです。
THEME3
学生が「ココだけの話」を聞いてみた

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研究開発というと、お客様とお会いする機会がないというイメージがあります。実際はどうですか?
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意外に思われるかもしれませんが、実は接点が多いのです。入社後は3か月間の店舗実習があって、スタッフとしてお客様と接しました。また、ファンケルが主催しているゴルフトーナメント「ファンケルクラシック」では、お越しになった観客のみなさま向けに肌診断コーナーを設けており、ここでお客様の肌悩みをお聞きすることもあります。

ファンケルでは、職種を問わずにお客様との交流を大切にしていることがわかりました。
こうした姿勢が、ファンケルのより良い商品づくりにつながっているんですね。(宮崎さん)

OBOG訪問でおさえるべき
ポイントは?
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就活生がOBOG訪問でいちばん聞きたいことは、そこで働く人の本音だと思います。「フレックスタイム制度はありますか?」「入社前後のギャップは?」など、何でも聞きました。仲良しの先輩に会いに行くつもりで、気軽に質問してみてください。
気になる会社は、一人だけでなく、複数人に会ってみるのもいいと思います。私はOBOG訪問でお会いした先輩に別部署で働く人を紹介してもらい、2、3人の人からお話を聞きました。業界を問わずにやっておいてよいと思います。(菊地さん) -
私は「どのようなキャリアを目指しているか」についても質問して、自分のキャリアを考えるうえで参考にするようにしていました。OBOG訪問は何でもカジュアルに質問できる機会ではありますが、年上の人と接するときのふるまいやマナーを意識しておくと、企業を訪問するときや面接のときに役立つと思います。(山田さん)
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私も就活中、OBOG訪問は何度もしていて、エントリーシートを見てもらったり、不安を聞いてもらったりと、たくさん相談に乗っていただきました。そのおかげで自信を持って面接に臨むことができました。質問するときは聞いたらだめかな……と思わずに、自分の素直な気持ちを添えて聞いてみることで、不安も解消できると思います。(小泉さん)

提供:株式会社ファンケル
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