面接が苦手……緊張せずに話せる事前&当日対策まとめ【就活アドバイザー・篠原真喜子が教える就活術】

面接が苦手……緊張せずに話せる事前&当日対策まとめ【就活アドバイザー・篠原真喜子が教える就活術】

2019/04/11

自己分析

面接は就活生の誰もが通る道。その企業への志望度が高ければ高いほど、緊張もひとしおですよね。最近は「面接で落とされることが続いてすっかり自信がなくなってしまった」という相談を受けることも増えてきました。

今回は就活キャリアアドバイザーとして、朝日新聞デジタルの「朝デジ就活ナビ」にて連載「篠原流 就活スタイル」を受け持つ篠原さんに、面接に対する苦手意識をなくす方法をお伺いしました。

面接が苦手

面接のコツ

余裕を持って会場に到着する。30分前を目標に

ただでさえ緊張する面接。行き慣れない場所に向かうには、時間に余裕を持って行動しましょう。道に迷って遅刻寸前、汗だらだらで何とか到着、それでは焦る一方です。会場には30分前到着を目指し、まずは身だしなみを一通りチェックしましょう。

さらに、提出したESを見返したり、ニュースサイトでその会社の記事をチェックしたりしてから面接に臨むくらいのゆとりがあるとベストです。

面接は、社員との会話を意識する

「面接は試験だから、なんとか自分をよく見せたい」と思いすぎると、余計な力が入り、失敗してしまうもの。声が震えてしまったり、言おうと思ったことを忘れて、頭が真っ白になってしまった時は、面接担当者と会話を楽しむことを心がけましょう! 面接だからといって、無理して、すごいことや格好いいことを言おうとしなくてもいいのです。

「2017年卒マイナビ企業新卒採用予定調査」によると、面接時に特に注視するところは「明るさ・笑顔・人当たりの良さ」ですから、質問に対して笑顔でハキハキと答えるだけでも高評価につながりますよ。

クッション言葉を使う

面接通過率が良い学生は、「クッション言葉」の使い方が上手だと感じます。クッション言葉は、何かを尋ねたり、お願いしたり、異論を唱えたりする際に、言葉の前に添えて使用します。

面接での使用例

質問の意図がつかみきれなかった時

「恐れ入りますが、もう一度質問を教えていただけますでしょうか」

企業に対して言いにくいことを言う時(当社が改善すべき点などの質問で)

「学生の身分で申し上げるのは憚(はばか)られるのですが」「これは学生の意見ですが」

突然の質問に、言いたいことがまとめきれない時

「質問の意図に合っているかわかりませんが」「突然で緊張しているのですが」

クッション言葉をひとこと添えると、ストレートには言いにくいことも、やわらかく、丁寧に伝えることができます。また、いきなり何か言おうとするより、落ち着いて回答できるようになります。

場数を踏むこと

面接会場独特の緊張感や雰囲気に慣れるために、場数を踏むことも大事。いくら準備をして臨んでも、「面接本番」では思いを伝えることがいかに難しいか実感できると思います。時間は限られているし、相手もいることですが、解決策はとてもシンプルで「慣れる」こと。何度か経験することで、確実に面接スキルはアップします。

志望度が高いほど緊張は高まりますから、第1志望企業の面接を受ける前に、第2志望、第3志望企業の面接を経験できるよう、スケジュールを組んでみてください。



プロフィール:篠原真喜子(朝日新聞社 就活キャリアアドバイザー)

2003年入社。自身の就活経験を生かして、2004年に「朝日就職フェア」を立ち上げる。以降、同フェアの企画・MCとして活躍。雑誌「CanCam」「エアステージ」の就活特集にも「就活のプロ」として登場。キャリア支援した学生はのべ5万人。国家資格キャリアコンサルタント。



▼朝日新聞デジタル連載コラム「篠原流 就活スタイル」
https://www.asahi.com/shukatsunavi/column/shukatsustyle/
▼朝デジ就活ナビ
https://www.asahi.com/shukatsunavi/

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